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晴れて改組の

 任期中の最大の課題だとして託された本研究科の改組ですが,文部科学省に正式に申請書類を提出し,いよいよ大詰めを迎えました。先輩諸氏の蓄積と,教職員院生の皆様のご協力があってこそ,ようやくここまでたどり着けました。心からお礼申し上げます。
 正式の決定は9月になり,それまで変更の可能性もありますが,一応改組計画の概略について,本研究科のHPに公表いたしました。ご覧いただければ幸いです。

http://www.shd.chiba-u.jp/

 今後とも一層のご指導ご協力をいただけますよう,お願いいたします。

茉莉花

 狭い庭の隅に,茉莉花を植えています。香りが大好きな上に,それほどゴージャスでもない花の色が紫から白に移りゆく様子がとても気に入っているのです。
 しかし残念なことに,茉莉花が美しさの盛りのこの季節,年度初めで家族は皆忙しくて,花を眺める心のゆとりもありません。ここのところ毎年うちの茉莉花は,人知れず咲き,散ってしまいます。今年も気がついたら,もうこんな状態にまでなっていました。

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 薄汚い出来の悪い写真で,とてもお目に掛けるようなものではありませんが,茉莉花のせいではありません。懺悔のつもりで見て頂くことにします。

人狼

 フランスで2012年に製作されたアニメ "Bisclavret"のDVDがアマゾン経由で入手できることをつい先日知り,早速注文して手に入れました。14分ほどの作品ですが,もう何から何までフランスらしい,お洒落な出来です。

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 12世紀のフランスの詩人マリー・ド・フランス(Marie de France)は,経歴不明であるものの,恐らくあのヘンリー2世とアリエノール・ダキテーヌの宮廷にいたと推定されていて,フランス文学史上最初の女性作家とされています。12本のレー(lais)という美しい物語を残しています。この中でも特にこの"Bisclavret"(人狼)が有名です。
 毎年「吸血鬼・フランケンシュタイン・狼男」を扱う授業で,このとっておきの美しい人狼物語を紹介するのですが,今年こそは素晴らしいアニメ(フランス語ですが,英語の字幕付き)を紹介できます。マイケル・ジャクソンの「スリラー」の音楽ビデオとか,鉄腕アトムの「イワンのばか」などは毎年紹介していますが,今年は更に楽しんでもらえそうです。教師の方が楽しみにしてしまっていてもう,お恥ずかしい。

分かりやすく書く

 学部生のための「大学生のためのライティング基礎」と大学院生のための「ライティング基礎論」が来週でいよいよ1クオーター(本学ではタームと呼びますが)完結となります。初めての試みで,一応考えていたことは果たせましたが,まだまだ時間が欲しかったし,工夫の必要もありました。意欲ある優秀な学生諸君が集まってくれて,対応しきれないほどの充実した答案を毎回提出してくれました。本当にありがたかった。この成果を活用してさらに授業を練り直し,後期に同じ内容で設置してある授業を改善していきたいと思います。「文句があります!」と評価方法の曖昧さを的確に指摘してくれた人,私には思いもよらない斬新な論点を見せてくれた人,毎回本当に刺激的で,私こそ勉強になりました。
 ライティングもプレゼンテーションも,教員だからといって誰でも大きな顔をして教えられるもんじゃありません。発声法一つまともに習ったことはないんですから。一昨年この授業の準備が本格化した頃に,忙しくてじっくり調べている余裕がなかったので,教員が知っていなければならない学生支援のための諸手続きについて,すまないが「分かりやすく」まとめてくれないかと,大学院生に頼んだところ,こんなレポートをまとめてくれました。

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 表現方法がなんですが,しかし,このくらい初心にかえってなんでも学ぶ必要があります。慢心している暇がないのは幸せなことだとおもっております。

鉄腕アトム

 あちこちの授業で何だかんだと『鉄腕アトム』の話をします。時間があれば学生にじっくりテレビアニメのアトムを見せたいと思います。思い切って第1期のアトムのテレビアニメ全193話を収録したDVDセットを購入しました。教材費もありませんから,私費ですが無駄にはなりますまい。「科学技術と私たち―命をもてあそんだ者の運命ともてあそばれた命の悲劇」というテーマで話すとき,第1話「アトム誕生」,第10話「イワンの馬鹿」,第32話「ホットドッグ兵団」をワンセットで紹介しています。しかし手塚治虫の作品には,あまねくこのようなテーマが深められているように思います。今回DVDセットが届いて改めて驚いたのは,1963年1月1日に第1話「アトム誕生」が放映され,1月8日の第2話が既にして「フランケン(シュタイン)」の話だったということです。辛うじてハッピーエンドになりますが,愛らしいバレリーナ・ロボットだけは犠牲になってしまいます。このバレリーナ・ロボットが最後に踊るのがラベルの「亡き王女のためのパバーヌ」です。50年前はテレビアニメでこんなことをしていたのですね。覚えていませんが。

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